2月6日未明に台湾南部を震源とする強い地震がありました。僕が住んでいる台北は震源から約300km離れているため影響はほぼなかったのですが、特に台南で被害が出ているようです。
16階建てのビル(手抜き工事だったらしい)が倒壊しました。マグニチュード6.4は日本人の感覚からすると「大地震」とはいえませんが、震源が浅く直下型、地盤も比較的軟らかいということで、テレビのニュースで見るかぎり数字から感じる印象よりダメージは大きいようです。
現地のニュースではこのビルばかり映すのでいまいち全体の被害が掴みづらいのですが、建物の倒壊はここだけではなく、翌朝時点の報道では全壊8棟、半壊5棟で、死者18人、負傷者約500人。映像を見ると、下層階が潰れてしまった様子や崩れ方が阪神淡路大震災を思い起こします。
地震が起きてよい時期などありませんが、台湾では旧正月=春節を明後日に控えています。街はお祝いムードで、帰省して家族と一緒に年越しを迎える習慣がまだ強く残っているはず。被災者の気持ちを考えると心が痛みます。
なにか被災地のために出来ることはないかと考えたとき、すぐに実行できるのは義捐金。ただ、すでに募金を開始している団体がいくつかありますが、自らの意思を誰に託すかは個々人で判断されるのがよいかと思います。「恩返し」とか、そんな理由は必要ないんじゃないでしょうか。
ちなみに、台湾国内からはセブンイレブン全店の端末(ibon)から台南市政府に義捐金を送ることができます。
- 画面右側にある「台南賑災」を押す。
- 金額を入力し、問い合わせ先情報を確認する。
- 印刷された紙を持ってレジで支払う。
我希望台灣早日恢復。
1日も早い復興をお祈りしています。