なんとなく1年くらい台北に住んでいるナックルです。
さっそくですが、
これを読んで「なるほど」と思ったので急遽、台南へ1泊旅行してみることにしました。思いつきではありますが、去年高雄に行ったときもデング熱騒動がなければ寄ろうと思っていたので、実は前から行ってみたかったんです。
やたら長い記事になったので旅程表。
- 高鉄で台北→台南
- 宿にチェックイン
- 赤坎樓・祀典武廟
- 海安路・神農街
- 孔子廟
- 林百貨
- 花園夜市
高鉄(新幹線)で行くよ
台湾はいま旧正月連休の真っ只中でして、台北駅は帰省客で混雑しています。
とりあえず思いつきで台北駅まで来てみたのでチケットの予約などしているわけもなく、案内画面を見ると台南行き高鉄(新幹線)の指定席は全て満席。この画面、日本の新幹線とほぼ同じですね。
仕方ないので自由席、と自動発券機を操作してたら30分後発車の便に指定席の空きを発見。キャンセルになったのかな?ダメ元でも確認してみるべきですね。
台鉄に乗り換え
高鉄に乗って2時間ほどで台南に到着。
といっても高鉄の台南駅は郊外にあるので、そこからさらに列車(台鉄)に乗り換えて台南市中心部へ向かいます。
高鉄台南駅は台鉄沙崙駅に繋がっています。
台中もそうでしたが、高鉄と台鉄で駅の名前が違うのでややこしいですね。大阪と梅田みたいな。
普通の電車。
20分ほどで台鉄の台南駅に到着。
めっさ晴れてました。
駅前の風景。
なるほど。地震の影響、まったくなさそう。
再發號肉粽
宿まで徒歩移動する途中で肉粽(ちまき)のお店を発見。
アワビや貝柱、エビなど高級食材を使った肉粽で人気の老舗だそうです。NT$50(180円)、NT$100(360円)、NT$150(540円)の3種類。そこらへんのお店で売ってる肉粽はNT$30くらいだったりするので、高級店ですね。NT$50のとNT$150のを1つずつ買って、宿で食べることに。
はむ家
ゲストハウス はむ家というところで1日お世話になることにしました。
哈木=ハムと読みますよ。
地震で崩れたわけではありません。
くねくねっと路地を曲がった先、写真の奥に見えるのがゲストハウスです。
お昼過ぎに到着。
オーナーさんはとても気さく。先客もたくさんいらっしゃいましたが、やはり地震のせいでキャンセルなどもあったそうです。地震の影響というと水道がまだ止まっているのですが、井戸水が出るので不自由しませんでした。
さっき買った肉粽を食べる。
食べかけで汚くてすみません。
赤崁樓
ひと休みして観光に出発。
歩くのが好きなので全ての行程は徒歩移動です。まずは宿から近い赤坎樓へ。
中国語の教科書でも登場するこの赤坎樓、もともとはオランダ統治時代の17世紀にオランダ人が建てた城でしたが、その後紆余曲折を経ていまは中華風の建物として再建されています。
完全に中華式。
上階からの眺め。
お。向かいに廟が見えますね。
祀典武廟
というわけでさっき上から見えた廟へ。
後から知ったのですが、この廟の左側の路地を抜けた先にある「大天后宮」がとても有名な廟だったようです。なるほどたしかに、地味ですがそう書いてありますね。下調べ無し、行き当たりばったりの旅の弊害がここに。
とはいえこの祀典武廟もとてもよい雰囲気。昨日(旧正月)はどこへもお参りに行ってなかったので、結果的にここが僕の台湾での初詣になりました。何の神様が祀られているのか全然知りませんが・・・。
近くのお店で担仔麺。
お店の看板には度小月と書いてありましたが、度小月のサイトにはこの場所のお店は載ってないですね。。。味も台北の支店で食べたのよりちょっと甘めな気がします。
さらに歩く
とりあえず神農街という場所を目指して寄り道しながら歩きます。寄り道しながらというか、方向音痴なので最短距離でたどり着けないだけなんですけどね。
魅力的な路地。
台北もたくさん廟があるなと思いましたが、台南はさらに輪をかけてそこらじゅうに廟があります。さすが台湾随一の古都。
大通りを歩いていても突然、廟。
そして突然、回転テーブル。
熱炒店(台湾居酒屋)が歩道に卓を並べるのは台北でもよく見かけますが、回転テーブルは斬新。
そうかと思えば同じ大通りにアダルトショップ。
普通に子どもも歩く通りなのに主張が激しい。
神農街
祀典武廟から30分ほど歩いて神農街に到着。日本統治時代を経て、中華式・洋式・日本式が混ざったちょっと不思議レトロな街並みです。
下町風情を残した街並み。
夜に来るとまた違った雰囲気を楽しめるようですね。
突き当たりにはまたしても廟。
なかなか壮観。
まだまだ歩く
神農街のあとはぐるっと南側へ。
台南名物の1つ、碗粿。
端的にいうと、もち米で作ったプリン。
時刻を尋ねられたのをきっかけに、犬の散歩をしていた子どもとしばらく一緒に散歩。
アダルトな看板。
やたら派手なゲームセンター。
台北市内では見かけないパチンコ・パチスロ店も台南ではちらほら。
孔子廟
いつの間にか日が暮れて、孔子廟に着いた頃には真っ暗でした。
時刻は19時前。
門は開いてたけれど、誰もいない。
いたのはこいつだけ。
孔子廟の近くの商店街。
林百貨
ぼちぼち疲れてきましたが孔子廟からすぐなので林百貨。
名前からわかる通り日本統治時代に建てられた百貨店。終戦後は一時期空きビルになりましたが、指定古跡に認定されたことで修復され、いまはファッションビルになっています。ここでポストカードを購入。
夜市へ
いったん宿に戻り、携帯を充電しつつ休憩。
春節中も営業していると聞いて花園夜市へ。
道中で見かけた提灯。
花園夜市
台南では広い会場を借り切って夜市を開催するのが主流。街なかの道路に夜だけ屋台を設営して占拠する台北とは開催方式が異なります。
台南最大の夜市・花園夜市。
駐車スペースも含めて超広いです。
台南市内にはこのような広い会場が何箇所かあって、屋台は日替わりで各夜市を転々とします。なので台南の夜市は週に数回開催というのが基本。毎日開催がほとんどの台北とはその点でも異なります。
賑やか。
鶏の脚を煮込んだやつ。
抵抗はないのですが、食べにくいですよねこれ。
傾斜をつけた台にゴルフボールを転がし、奥のタイルのところで止まったら景品がもらえるというゲーム。無人島で暇を持てあましていても思いつかなそうな遊びですが、やたら盛り上がってます。
以前高雄でも「紐の先に付いた輪っかでビール瓶を立てる」という自分でも何を言ってるのかわからないゲームを見ました。南部の夜市はこういうプリミティブなゲームが多いような気がします。
この麻雀牌を使ったビンゴ風のゲームも、台北ではあまり見かけませんが南部ではポピュラーな様子。
雑多な屋台が並ぶなか異彩を放つピザ屋。
欧米系の人が1人で奥の釜でピザを焼いて売っていましたが、ここだけなんだか夜市っぽくありません。どうやってここに店を出せたんだろう。
臭豆腐ソーセージ。不味くはありませんが、イマジネーションを働かせると、う○こを食べているような気になります。なにも考えずに黙々と食べるべき。
今日はこれまで。
たぶん20km以上は歩きました。
明日に続きます。