せっかく台湾に住んでいるのにすっかりひきこもりがちのナックルです。
最近はというと毎日ぐうたらと部屋の中で寝っ転がってるか仕事してるか。たまに何か書いたかと思えばどうでもいい飲水器の話。いちおうこのブログは「留学ブログ」なんですけどね。
というわけで唐突ですが先日、TLIで中国語の個人レッスンを受けてみました。
TLI(Taipei Language Institute)は民間の語学学校。中国語教育において60年の実績を持ち、台湾での語学留学先を検討するにあたって、大学の語学センター以外の選択肢としてまず一番に名前があがる有名校です。
民間学校のデメリットは「ビザがもらえない」こと。そのかわり特に個人レッスンであれば開始時期や時間、内容などを自由にリクエストできるなど大学語学センターに比べて柔軟性があります。繁体字・簡体字を選ぶことも可能だとか。
珍しいパターンだとは思いますが、事前に日本から短期受講を予約しておいて、数日間の旅行に組み込むという人もいるようです。僕の某知人がそうでしたし、今回の通学中に出会ったアメリカ人も1週間だけ通って帰国しました。
TLIの台北校は師範大学の近くにあるので、ダブルスクールをする留学生も。そういえば僕が師範大学の語学センターに通っていたときも、授業内容を補うためにTLIへ通っている人がいました。台湾人にはあまり知名度が無いようですが、外国人(特に日本人)には人気の学校なのです。
ちなみに士林、台中、高雄、そして東京と大阪にも分校がありますよ。
雑居ビルの3〜4階がTLIのフロアになっています。1階には守衛さんしかいないので、エレベーターでさくっと4階に上がるとTLIのエントランスがあります。
中に入ると受付カウンターがあり、ここで入校希望の旨を伝えればすぐに担当の人が話を聞いてくれます。日本語や英語も教えている総合語学学校なので、たぶん日本語を話せるスタッフもいるんじゃないかなと思います。
たまに猫もいますよ。
学校で飼っているわけではなく、上階の人の飼い猫だそうです。
入学手続きはとてもスピーディ。その場で要望を伝えて通学時間帯を決め、授業料を全額先払いすれば翌日から通学可能です。僕は発音の矯正を重点的にやりたかったので、発音に強いベテランの先生を選んでもらいました。
個人レッスンの1コマ(50分)授業料は、
- 週1~5コマの場合:NT$550(約1,800円)
- 週6~9コマの場合:NT$500(約1,600円)
- 週10コマ以上の場合:NT$450(約1,450円)
となっています。
数を増やすほど安くなる仕組みですね。
僕は今回お試しレッスン、というかあくまでも発音チェックとして受講することにしていたので、1コマ×5日間(月〜金)だけ申し込みました。全額先払いなので、長期間契約してから「イマイチだな…」となるのも怖いですし。
そして日をあらためて初授業。
僕の教室は3階ということになったので、特に受付を経由する必要はなく直接エレベーターで3階へ行けばOKです。
個人レッスン用の教室はこんな感じ。狭い。ここでみっちり(といっても5コマだけですが)発音チェックをしてもらいました。
授業の進行はこちらの希望が通るのでどうとてもなるのですが、僕の場合は、
- 自分の苦手な音をいくつか伝える
- その発音を順に聞いてもらう
- 正しい発音法を教えてもらう
- 実践する
- ある程度できたら次の音へ進む
という流れで授業が進みました。
僕は特に、
- e の発音
- shi / xi の区別
- f / h の区別
が苦手なので、特に時間を割いてもらいました。というか、何度発音しても正解に辿り着かないので先に進めないんですよね。ひたすら、
僕「シー」
師「不對(違う)」
僕「シー!」
師「不對(違う)」
僕「スゥイー!!!」
こんな具合。
最後は可笑しくなって2人で笑い転げてました。
結局5コマだけでは発音は矯正されない、というか僕もそこは最初から目的としていませんでした。具体的にどう間違っているのか、正しい発音は何なのか、口の模型なども使って説明してもらって理解できたのでとても有意義だったと思います。
実際のところ僕の中国語の発音にかなり難があるのは以前から認識していたのですが、普段の会話では相手はいちいち指摘しませんし、何回か言い直したり、文脈から判断して通じさえすればOKという感じです。会話の流れが止まっちゃいますからね。
なので、あらためてちゃんと「間違ってる」と指摘してもらう機会を作ったのは正解でした。僕が正しい発音を獲得できるかどうかは、今後の実践次第。
ちなみに、もちろんグループレッスン用の教室もあります。ここでたまたま師範大学時代のクラスメイト(日本人)と鉢合わせてびっくり。
彼女曰く、グループレッスンでも師範大学よりTLIの方がカリキュラムを気にせず伸び伸び話せて自分には合っているとのことです。たしかに大学の語学センターの場合、どうしても進捗目標などがあるので進行に縛られることがありますね。
以上、ひさしぶりに留学ブログらしくTLI(TLI Taipei Language Institute)の紹介でした。ではでは。
你好!8月末にご連絡させていただいた際はありがとうございました。 台北での生活はだいぶ慣れてきたのですが、インテンシブにしたので授業スピードについていくのが大変です・・ ちなみに1冊目の1課からのスタートです。 TLIという学校もあるのですね! 私もよく老師から発音を直されるので、検討したいなと思いました☆
你好!部屋探しうまくいってよかったですね。
僕は勉強し始めの頃にあまり発音の練習をしなかったので、いま後悔しています。限られた留学期間を有効活用するという意味でもよいと思いますよー