師大の語学センターでは大講義室(というほど大きくないけど)でいろいろな授業が開講されていて、語学留学生であれば自由に参加することができます。発音練習や漢字の書き方、成語講座などがあり、台湾語講座もそのなかのひとつ。
現在台湾の公用語は中国語(北京語)ですが、これは戦後に大陸から来た中華民国が台湾を統治するようになってからのこと。日本統治時代を挟んで、それ以前から台湾でひろく話されていたのが台湾語です。
琉球語と標準語の関係にすこし似てるようにも思いますが、いまでもたいていの台湾人は台湾語を理解するし、街では中国語を話していても家では台湾語という家庭も特に南部では少なくないのだとか。公用語である中国語も台湾語の影響を受けているので大陸とはすこし違う言語になっていたりします。まだ違いはよくわかりませんが。
そんな状況なので、台湾で生活するうえで台湾語についての理解を深めるのは必須。というか、台湾語がすこし出来ると台湾人のウケがいい!
というわけで、軽い気持ちで授業に参加。
うーん。
めっちゃ難しい(・∀・;)
講座のタイトルが「快楽講台語」だったので、気軽に使えるおもしろフレーズとかそういうのをやるのかなと勝手に思ってましたが、さすがに初回2回目の授業なので基礎からの講義。声調は7つあるし、さらにそれが言葉の並びによって変化するし、すごくややこしいです。
そもそも・・・いままで僕が台湾語を避けてたのは、中国語の学習中に違う言語を勉強したら混乱しそうだからでした。授業では台湾語を漢字+ピンインで表記していますが、せっかく覚えた中国語の読みとは当然ながら全然違うので、やっぱり思ったとおり混乱しそうです。
例えば「アメリカ」という単語は中国語でも台湾語でも漢字では
- 美國
と書きますが、発音は、
- 中国語:mei guo
- 台湾語:bi kok
全然違いますよね。「美國」くらいならもう記憶に定着してるので問題無いですが、まだあまり慣れてない単語だと間違いなく大混乱。体系的に勉強するのはあとにして、今はときどき飲み屋で台湾人が教えてくれる謎の台湾語に耳を傾けてみる程度でよいのかも。耳だけで聞いても全然覚えられないんですけどね・・・パイセーパイセー。