台湾には日本統治時代に建てられた日本式の建物が多く残っています。総統府に代表される赤レンガ建築(ネオルネッサンスっていうんですかね)だけでなく、木造の日本家屋が修復・保存されて残っている地域がいくつかあるのです。
その1つが台北の青田街。僕が通っている師範大学の東側に拡がる閑静な住宅街に日本家屋が点在し、その中のいくつかがリノベーションされてカフェやギャラリーとして利用されています。
が、実は僕、ここには今日はじめて来ました。青田街のことは以前から知っていましたが、わざわざ台湾に来て日本家屋なんて、と思っていたので・・・
でも、実際ここに来てみてすこし考え方が変わりました。今日おじゃましたのは青田茶館(敦煌畫廊)というカフェ兼ギャラリーですが、ここに居ると気持ちが落ち着きます。そしてなにより、異国の地に残された日本家屋が丁寧に修復されて大切にされていることを率直に嬉しく感じますね。
オーナーの志明さんのお話では法律、予算、周辺住民の理解などなど、古い日本家屋を残していくには日本と同じく台湾でも解決していかなければならない問題がたくさんあるそうです。特に青田街の場合は静かな住宅街なので、観光地になることを望まない住民もいるようです。まあ、そりゃそうですよね。静かに見学しましょう。
日本から来た日本家屋の調査団、オーナーさん、台湾の建築関係者を交えた座談会に混って、なぜか僕。抹茶ロールケーキ美味しいのはいいけど、僕なんでここに座ってたんだろう・・・また今度普通にお茶のみに来ようっと。