またしても1ヶ月ぶりの更新です。ひょんなことからシンガポールへ行ってみたり大阪へ帰ってみたりで、この1ヶ月間はずっと台湾を離れていました。久々の台湾はまだまだ暑いです。
こんな感じで僕、台湾に住んでいると言ってもわりと頻繁に帰国しておりまして、この2年間で約10往復=20回くらい関西国際空港(関空)を利用しています。出張族のビジネスマンには到底かないませんが、それなりに関空ヘビーユーザーなのです。
はじめはちょこっと心に響いた「おかえりなさい」の言葉も、毎回見ているうちにもう飽きました。これだけ関空に来ているのだから賢く空港を利用したいところ。そんな僕のような関空利用者におトクな「KIX-ITMカード」を皆様はご存知でしょうか。
KIX-ITMカードとは
KIX-ITMカードは、一言で言うと関空(=KIX)と伊丹空港(=ITM)で使えるポイントカード。年会費無料で、さまざまな特典があるおトクなカードなのです。
一見クレジットカードのようにも見えますが、クレジット機能はありません。関空を利用するならメリットたくさんの便利なカードなのですが、僕はこれを今月になってようやく申し込みました。めんどくさかったので…。
どんなメリットがあるのかはこれから書きますが、この2年間を思うと、書けば書くほど今まで損していた気分になります。それほどおトクなカードなのです。
どんな特典があるのか
前述の通り、KIX-ITMカードは関西国際空港と伊丹空港で利用することができます。
空港内での買い物や食事が割引!
空港内のショップ・免税店での買い物やレストランでの食事が、KIX-ITMカードを提示することで5~10%OFFになります。対象外となる店舗もあるようなのですが、10%は結構大きいですよね。
さらに関西空港エアロプラザ内のバーガーキングは20%割引という豪快さ。約1,000円のダブルワッパーセットが、KIX-ITMカードを持ってるだけで800円。これ、今まで何度も食べたなあ…。
ちなみに僕が台湾に来てからよく利用するようになったバーガーキング、中国語では「漢堡王」といいます。ハンバオワン。無理やり台湾の話題に絡めましたが、この記事の台湾要素はこれが最後なのでご注意ください。
空港内の駐車場も割引!
僕は車に乗らないので駐車場にはあまり興味がないのですが、空港内にある駐車場の料金も割引になります。伊丹空港が10%OFF、関空だと25%OFF。
空港まで車で来たら旅行中ずっと駐車したままということになるんだと思いますが、例えば関空に3日間停めたら駐車料金は5,650円。これが1,420円安くなる計算に。
関空利用でポイントが貯まる!
これは関空のみですが、出発口・到着口に専用端末が設置されていて、ポイントを貯めることができます。デパートの会員カードみたいですね。フライト毎に10ポイント。
デパートなどだと「いちいちカード出すの面倒…」となりがちですが、空港は基本的にヒマを持て余しているので、僕みたいな面倒くさがりでも毎回ポイントを貯めてしまえそうです。まだ1回しか貯めてないけど。
このフライトポイントは空港内で使えるクーポン券やリムジンバス割引、さらに40ポイント=100マイル(JAL・ANAのみ)に交換できたりします。この2年間マメに貯めていたら200ポイント=500マイルになっているはずでした。ちなみに関空からだと韓国済州島までが約500マイル。地味ですが馬鹿にできません。
関空内の一般有料ラウンジが50%OFF!
さらに関西空港には、航空会社やクレジットカードの会員でなくても利用可能な有料ラウンジが2箇所あります。第1ターミナルの「KIXエアポートラウンジ」と、エアロプラザの「リフレッシュ スクエア ラウンジエリア」がそれ。
ラウンジというかほぼ漫画喫茶なのですが、シャワーもあって深夜便を利用する際などにもありがたい施設。カード無しだと30分300円前後、6時間パック2,670円で、ただのちょっと小綺麗なネットカフェと考えると若干割高感があるのですが、これががっつり半額になります。めちゃくちゃおトク。
他にも両替所が優待レートになったり、まだまだ特典があるのですが、僕が気になったのはこんなところです。無料のカードなのにいかにおトクか、お分かりいただけたでしょうか。
申し込みは数分でできます
こんなに便利なKIX-ITMカードを知っていながら2年間も申し込みを渋っていた僕ですが、いざ登録してみると簡単。2〜3分で申し込みができてしまいました。
上記のKIX-ITMカード公式サイトから基本情報を入力、送信するだけ。
- 氏名
- 住所
- 生年月日
- 職業
- 暗証番号
- メールアドレス(任意)
以上を登録すると即時発行(超重要)され、あとは90日以内に空港で受け取るだけ。この即時発行というのが大事で、空港に着いてからKIX-ITMカードのことを思い出しても、その場でスマートフォンから申し込みができてしまい、1分後には受け取れます。本当になぜ今まで申し込まなかったのだろう…。
さらに、スマートフォンを起動することすら面倒だという人は、空港内の端末機から申し込みをすることも可能。入力する内容はもちろんWEBサイトと同じで、端末は関空第1ターミナル2階に設置されています(伊丹にはありません)。
申し込みを済ませたら8桁の番号が発行されます。番号をメモして空港内のカウンターでそれを伝えたら、すぐにカードを受け取ることができます。ちなみにカードの有効期間は5年ですが、最後にフライトポイントを取得した日から5年後の月末まで自動延長されます。ほぼ無限。
受け取りの際には本人確認があるので、運転免許証などの本人確認書類を持参するのを忘れないでください。まあ、海外旅行ならパスポートを持っていると思いますが。
受け取り場所(関西空港)
- 第1ターミナル2階 KIX-ITMカードカウンター(7〜23時)
- 第2ターミナル 案内センター(24時間)
受け取り場所(伊丹空港)
- 南団体カウンター(9〜20時)
- 北団体カウンター(9〜14時)
- 中央案内所(14〜17時)
まとめ
というわけで、台湾とはまったく関係がないKIX-ITMカードの紹介でした。関空を利用することがある方はぜひ申し込んで、僕が損していた分までトクしていただけたらいいんじゃないかと思います。ではでは。