台湾師範大学の中国語教科書といえば「實用視聴華語」が有名で、他大学の語学センターや民間の語学学校でもこれが使われています。みんな同じ教科書なので、台湾で中国語を勉強している人は「何冊目までやった?」と尋ねるだけで学習レベルが分かったり。
が、師範大学では去年から「當代中文課程」という新しい教科書が使われていまして、僕がいま勉強しているのも當代中文課程。
で、この當代中文課程が今日正式発表され、記者会見が行われました。
【MTC – 新教科書発表会、記者会見 】”當代中文課程”A Course in Contemporary Chinese三年間かけて執筆された新しい教科書が、本日正式発表されました。
Posted by 国立台湾師範大学国語教学センター Mandarin Training Center on 2015年6月10日
僕がいま持ってるのはたぶんプロトタイプ。
Wordで組んだようなページデザイン、ときどき不規則に書体が変わる本文、ヘボいイラスト、謎の英訳、すべて正式版では改善されているものと思われます。なんか悔しい。
師大の本屋で教科書を買ったとき、学生証を見せないと買えなかったのですが、これもやっぱりプロトタイプだったからなんだろうなあ、と思ったり。あるいは、前の教科書(實用視聴華語)は勝手にコピーされたり翻訳されたりしたので、その対策かもしれませんが。
僕は實用視聴華語をちゃんと読んだことがないのですが、新しい教科書の方が現代台湾の生活や文化をふまえた言葉・言い回しを使っているそうです。なので、これから台湾華語を勉強したい人は當代中文課程を手に入れるのがよいのではないかと思います。たぶんそのうち台湾の本屋や通販で買えるようになるんじゃないでしょうか。たぶん。