台湾では一家に一台はあるという「大同電鍋」。
昔ながらのローテクな電鍋なのですが、煮る・蒸す・炊く・炒めるを全てこなす優れものです。台北生活ではあんまり自炊しそうにもないのですが、せっかく台湾に来たのだから僕もほしい!ということで探しに行ってきました。
まずは松江南京の大手電器店・燦坤へ
他メーカーの類似品がたくさん並んでます。
中型サイズだとだいたい8,000円相当くらい。
本家より安いし性能もほぼ同じらしいのですが、僕がほしいのは「大同電鍋」なのです。もちろん大同電鍋も置いてありましたが、家族用の大きいサイズしか無く、色のバリエーションもいまいちでした。
ついでに店内をうろうろ。
これ、電器屋でも雑貨屋でもよく見かけます。
ラケット型の電熱線で蚊を退治する道具なのですが、種類がやたらと充実しています。2,000Vでも3,500Vでも殺傷力にたいした違いは無さそう…。これから台湾はもっと蒸し暑くなるので、僕にもこれが必要になるのでしょうか。
向かいのベスト電器へ
仕方ないので南京東路を挟んで向かい側のベスト電器へ。
意外と知らない人もいるようなのですが、日本の家電チェーンです。台湾では「倍適得」と書いてベスト。すごい当て字。
ちょうどいいサイズを発見。
「6人用」と書いてありますが、これはたぶん米を炊くときの容量を表しているのだと思います。蒸し物をやるときなどはセイロを入れたりしないといけないので、1人暮らしでもある程度は大きいものを買った方がよいらしいです。
お値段は表示価格の1割引でNT$2,466=約10,000円。そう、レトロな見た目のわりにちょっとしたIH炊飯器より高いです。とはいえ台湾のネット通販で買ってもほぼ同じ値段なので、もうここで買ってしまうことにしました。
ちなみに保温スイッチ無しのタイプの方がさらに1割程度安いのですが、なんとなく保温できた方がよさそうなのでスイッチありを選びました。よくわかりませんが、あった方がいいですよね。たぶん。
大同電鍋、開封の儀
これが大同電鍋の構造。
外釜と内釜の二重構造になっているのがわかると思います。
外釜に水を注ぎ、内釜には食材を入れます。で、スイッチを入れると外釜の水が熱されて沸騰し、その熱で内釜が加熱されるという仕組み。加熱するときは蓋をします。
外釜の水が無くなったら自動的に電源が切れるようになっているので、外鍋に注いでおく水の量で加熱時間を調節することができます。逆に言うと、鍋自体にはタイマー機能がありません。なかなか衝撃的な仕組み。
どこに置こう?
問題は置き場所。
うちには家具がなにもありません。
そもそも、台北の一般的な1人部屋と同じくキッチン自体がありません。でも簡単な自炊なら電鍋だけでなんとかなりそうなので、部屋のこっち側に炊事エリアを作ろうかなと画策中。新しい生活、考えるのが楽しいです。
ちなみにこの大同電鍋、いまは日本でも売ってます。
台湾とは型番が違いますが、たぶん僕が買ったのと同じ製品。
いまのところAmazonでも楽天でも売ってなくてYahooショッピングでしか買えないのですが、値段を比べてみたところまあ自分で個人輸入するより安いのでいいんじゃないかと思いますよ。