僕が住んでいる部屋には浴槽が付いていません。安く住めているので贅沢は言えませんが、やっぱりたまにはゆっくり湯船に浸かってリラックスしたいものですよね。
とはいえ、台湾には銭湯などというものは存在しません(あったら教えてください)。サウナ(スーパー銭湯)はありますが、街中のサウナは短時間利用でもNT$600(約2,000円)以上。日本と比べても割高に感じます。
となれば温泉。なのですが、台北市内にはMRTで気軽にアクセスできる北投温泉があるものの、北投の公衆浴場はたいてい水着着用。水着で湯船はなんか違う…。
そこで好都合なのが、台北からたった1時間で行ける宜蘭の礁溪温泉です。僕は台湾居住者ですが、「台湾の温泉に行ってみたい!」という旅行者にもおすすめできる場所だと思います。
台北から礁溪温泉への行き方
台北から礁溪へ行くには、台北駅の北側にある台北バスターミナル(台北轉運站)から葛瑪蘭客運(カマラン)という会社の高速バスに乗るのがよいです。台湾鉄道でも行くことができますが、特急(自強号)の本数がとても少ないので不便なのです。
台北バスターミナルのチケット売り場は1階に集約されています。
なかなか壮観。
ですが、今回乗る礁溪行きの当日券はここではなく4階のバス発着場で購入します。葛瑪蘭はネットでの事前予約の場合のみ1階でチケットを受け取ることになっているようです。
というわけで4階・葛瑪蘭客運のバス発着場へ。週末ということもあり発着口脇の当日券売り場には行列ができていましたが、無事チケットを買うことができました。運賃は片道NT$104(約340円)。超安い。
礁溪行きのバス(1915番)は10〜20分間隔で出ているので満席ということはほぼ無いと思いますが、不安ならコンビニで事前購入しておくのがよいです。ナカジマくんの記事を参考にしてみてください。
あと、1915番のバスはいくつか副線があり、終点が礁溪とは限らず何本かに1本は宜蘭行きだったり羅東行きだったりします。バスに「礁溪」と表示されてなくても1915番なら必ず礁溪には停まるので安心してください。
座席は2+1列の3列シート。
無料Wi-Fi(パスワード無し)が付いてました。
道路用トンネルとしては世界TOP10に入る長さという雪山隧道を通って、1時間ほどで礁溪バスターミナル(礁溪轉運站)に到着。あっという間です。
礁溪温泉
礁溪温泉は台湾北東部・宜蘭県を代表する温泉地。
泉質は炭酸水素ナトリウム泉だそうです。
高速バスを降りるとそこはもう温泉地。
街は温泉旅館かマッサージ店、飲食店、お土産屋で占められています。
休憩プランを掲げている旅館もたくさんありますが、日帰りであれば僕がおすすめしたいのは礁溪温泉に2箇所ある公衆浴場です。
<公衆浴場その1>礁溪温泉公園・森林風呂
まず1箇所目は礁溪温泉公園の森林風呂。
礁溪温泉公園は、礁溪バスターミナルからすぐ西側にあります。
自然も豊富で散歩にもちょうどよく、コーヒショップや野外劇場、観光案内所なども併設されています。案内所で温泉街マップをもらっておくのもよいかもしれません。
公園内を北へ歩くと公衆浴場「森林風呂」があります。
ここが入り口。
- 営業時間:5:00〜翌3:00
- 豪華票:NT$350=1,120円(タオル・浴衣レンタル付き)
- 経済票:NT$250=800円(タオルレンタル付き)
- 一般票:NT$150=480円(タオルレンタルなし)
- 半票(子供):NT$75=240円(タオルレンタルなし)
※NT$1=3.2円で計算
浴場は緑に囲まれた開放的な露天風呂になっていて、浴槽(水風呂含む)がいくつもあります。ただ、日本の温泉と同じく衣服を脱いで入浴するので、当然ながら中の写真を撮ることはできませんでした。下記公式サイトを参照ください。
男湯と女湯は火曜・金曜に入れ替えがあるそうです。
何度も通いたくなりますね。
<公衆浴場その2>湯圍溝温泉公園・湯圍風呂
もう1箇所は湯圍溝温泉公園内にある公衆浴場です。
(正確に言うとこの公園内には公衆温泉が2箇所ありますが後述)
礁溪温泉公園から西へ歩いて10分ほどのところにあります。
公園の南側、繁華街に面しているのがいちおう入り口。
礁渓温泉はもともとこの地域に流れていた温泉の川が発祥で、昔から現地の農民がその湯に浸かり、疲れを癒して帰っていたそうです。その川を最近になって整備して公園としたのがこの礁溪温泉公園。
公園内のカフェに足湯が設置されていて、飲み物を飲みながら楽しむことができるようになっています。ただ、循環してないっぽいのであんまり綺麗ではなさそうですね。ちなみに足湯はここだけでなく、温泉街の各地に点在しています。
ドクターフィッシュというか、ただの金魚に見えるのですが大丈夫でしょうか。
細長い公園を川に沿って北へ歩くとトタン屋根の公衆浴場が見えますが、これは今回の目的地とは違います。公園が整備される前からあった無料の公衆浴場で、男湯しかありません。ちらっと中を覗いてみましたが、かなりローカルな雰囲気を漂わせています。
公園の北端にもう1つ公衆浴場「湯圍風呂」があります。
日本企業が設計に関わったそうで、木造の建物はいかにも日本的。
こちらが受付カウンター。
- 営業時間:7:00〜23:00(週末24:00)
- 全票:NT$80=256円
- 半票(子供):NT$40=128円
- タオル大(購入):NT$200=640円
- タオル小(購入):NT$30=96円
※NT$1=3.2円で計算
森林風呂に比べてかなりお安くなっています。
こちらも裸で入浴しますが、たまたま人がいなかったので脱衣場だけ撮影。中は檜風呂と水風呂。露天ではないものの天井が高く(3階相当)、規模は小さいですがこちらも開放的な造りになっています。
中の様子はこちらを参照ください。
いかがでしたでしょうか
比較的安価な湯圍風呂だとバス代を入れてもNT$300弱(1,000円)で楽しめる台北からの日帰り温泉プラン、いかがでしたでしょうか。サウナより安いですし、さくっと入浴するだけなら台北から3時間強で往復してこれます。お手軽ですよね。
以上、礁溪温泉の公衆浴場のご紹介でした。
はじめまして、いつも楽しく読ませてもらってます。
もしかしたらご存知かもしれませんが、北投の上に川湯温泉というのがあります。ゲイのハッテン場という話もありますが、私は何度か利用しているものの全く危険な目にあったことはありません(笑
もちろん全裸、露天で広く、消防車の放水のような勢いの打たせ湯もありかなり快適です。
入浴料は200NTですが、400NTを払うと併設のレストランで400NT分の料理が食べられるというよくわからないシステムでして、友人10人位で行くと風呂に入って4000NT分ビールを飲んで料理を食べてという(察する通り食べきれないのでビールは瓶で持ち帰り)かなり嬉しい感じです。
石碑駅からタクシーなのですが100NTちょっとで到着します。
一度いかがでしょうか?
はじめまして!
いつもありがとうございます。
あらためて調べてみたら、台湾に来てすぐの頃に台湾人に連れられて行ったのが川湯温泉のあたりでした。
http://taiwan.nackle.com/month02/412
すっかり忘れていました。たしかにタクシーですぐですね。
今度行ってみます!
はじめまして(^^)ブログ拝見してどーしても行きたい!!プリントして7月22日から26日まで台北にいきました。
このプラン通りに行ってきました。おかげで楽しい旅が出来ました ありがとうございます。次の日はテレサテンの墓 金山温泉 基隆を周りました。
またブログ更新してくださいね 楽しみにしています
お役に立ててよかったです!
テレサテンのお墓もいつか行ってみたいです〜