本日、台湾の国家元首・総統を決める総統選挙が行なわれました。台湾の選挙って土曜にやるんですね。わりとみんな土曜も働いてるイメージなんですけど。
さらに今回は総統選挙だけでなく、立法委員(=国会議員)選挙も同時に行なわれるというダブル選挙になりました。ちなみに日本は衆議院・参議院の二院制ですが、台湾は一院制です。
近所の中学校も投票所になっていました。
当然、部外者である僕は中には入れず。
結果は大方の予想通り、野党・民進党の圧勝。
総統は台湾史上初の女性総統となる民進党の蔡英文が2位以下に大差を付けて選出され、国会でも民進党が単独過半数を取りました。国民党以外の政党が国会で過半数を取るのは台湾史上初。このところ中国寄りの政策を進めていた国民党に対する反発が表れた形です。
開票前から民進党が集会をやってて盛り上がってるらしいと聞いて、なんだか楽しそうなので部外者のくせに眺めに来ました。こういうのを野次馬っていうんですよね。
台湾の政治活動はにぎやか。
こういうところは日本も見習うべきだなと真面目に思います。
人が集まるところに商機あり。
ということで周辺には屋台が並んで夜市化してました。
グッズ販売も。民進党Tシャツやらマグカップやらブロマイドやら。新総統の蔡さんが萌えキャラ化されていて、うっかり買いそうになってしまいました。
国民党も当初は蔡さんに対抗して女性候補者を立て、総統選挙は女性対決の様相を呈していたのですが、これがいかにもキツそうなおばちゃん。実際失言が多かったらしく、選挙戦半ばでいつの間にか更迭されてしまいグタグダに。
一方の蔡さんは知的で穏やかな可愛らしいおばさまという雰囲気です。さすがに萌えキャラ化はどうかと思いますが、見た目の印象って大事。
ただ、独立志向の民進党に政権交代したからといって、台湾と中国の関係がすぐに大きく変わるとは思えません。公に独立(というと語弊があるのですが)を主張すればジャニーズに楯突いたSMAPみたいなことにもなりかねません。あんなのは、見たくないな。どうなる台湾。
nackleさんの以前の記事のおかげで今回の選挙のニュースに関心を持つことができました。
「ジャニーズに楯突いたSMAP」ってほんとにその通りだと思います。独立を主張する党を選んだこと自体がもう既に
盾突いてるような気がして、ハラハラします
総統が替わるのは5月頃らしいので、それからどうなるかですねー