Bar9のオーナー、シエナに頼まれてスナックのお客さん役をしました。なにを言ってるのか自分でもよくわかりません。
まず、シエナの知人が経営しているスナックが林森北路あります。林森北路は日本人向けの飲屋街で、クラブ(踊らない方)や日式スナックがたくさんある地域です。
で、そこにテレビ(ニュースチャンネル)の取材が来ることになり、お店の中を撮影することになりました。でもスナックの営業中に撮影となるとお客さんに許可を取るのが大変だし、常連さんに迷惑がかかってもいけません。
なので、撮影は開店前。
お客さんは撮影のために集める必要があります。要するにサクラですね。
ただ、平日15時にヒマな人なんかそうそういません。そこで僕が召集されたというわけです。やっとなぜ僕が呼ばれたのか理解できてきました。スナック慣れしてない僕でいいのかという疑問は残りますが。
撮影スタッフはカメラマンとディレクター(記者かな)の2人だけ。たぶんほんの短いコーナーの撮影なのだと思います。カメラマンの人が日本のプロ野球に詳しく、今月台湾で日本×アメリカの試合があるけど柳田が怪我で来れない、と残念がってました。
で、適当に飲んで喋るだけの簡単なお仕事と聞いてのこのことやって来た僕ですが、インタビューがあるとは思ってなかったです。いや、思ってた。思ってたけど、ぶっつけ本番でやるとは思ってなかったね・・・。
質問の内容は、「ここに来る理由は何か」とか「第二の故郷みたいな感じですか」とかとか。びっくりするくらい全然中国語話せなくてびっくりしました。あー悔しい。めっちゃ悔しい。リベンジしたい。
それでもいちおう「ここはまるで日本のようだ」とか「懐かしい」とか適当に言ってみましたが、そもそもスナックというところへは酔い潰れた父親を連れて帰るときくらいしか行ったことがないので、日本のスナック自体が僕にはよくわかりません。
というわけで、アウェイ感ただようスナックという場所自体に緊張したまま、1時間半ほどで撮影は終わり。シエナの方が日本語の歌が上手いというのはどういうことだ。
スタッフさんはさくさく撮ってさくさく帰っていったので、たぶんこの感じだと映像は使われても一瞬のはず。
致命的なミスキャストとはいえ、現場唯一の日本人として、日本っぽいスナックの風景をまったく表現できなかったのが不本意です。あ。スーツで行けばよかったな。仕事帰り感を出すべきだった。
後日(追記)
2週間後に放送されていたらしいです。
僕はオンエアを見れなかったのですが、シエナが放送を撮ってくれてました。
インタビューは、比較的まともに話せてた部分が5秒間くらい使われてました。たまたま見てた友達もいたようで、ちゃんと受け答えできなかったのがあらためてすごく悔しいです。あとはシエナとカラオケ歌ってるシーンとか。
ちなみにですが、NT$20万(約70万円)ほど払えばニュースチャンネルにこのような約3分間のニュースを組んでもらえるそうです。いわゆる記事広告みたいなもんですね。もちろんすべてのニュースが広告ではないので、今回のがどっちだったのかは僕にはわかりません。おわり。