台湾の家の玄関には、靴をぬぐところがありません。なかには日本と同じような段差付きの玄関がある家もあるそうですが、賃貸住宅だとまず無いと言ってよいと思います。
でも家で靴をぬぐ習慣はあるんですよね。
じゃあどうするかというと、
こんな感じで外に置いたりします。
(うちは廊下がめちゃくちゃ狭い)
うちのマンションでは外置きは少数派ですが、外に靴を並べるのはごく一般的なことで、廊下に靴箱を設置するところもあるらしいです。治安のよい台湾だからできる、と言いたいところですが、やっぱりときどき盗まれたりするみたい。そりゃそうだ。
僕は部屋の中に靴を置いてます。
念のために持ってきたスーツ用の革靴は洋服ダンスの中・・・。
お気付きになったかもしれませんが、日本の玄関ドアの多くが外開きなのに対して、台湾では基本的に玄関ドアは内開きです。これも例外があるかもしれませんが、ドラマなどを見ていてもだいたいそう。
ひとつは防犯上の理由。外からの侵入者に対して内側からそれを防ごうとするとき、内開きの方が抵抗しやすいのです。欧米の玄関ドアも内開きが多いらしいですが、それもたぶんこの理由。
もうひとつは風水。家の外から内に福を招き入れるという考えに基づいてドアが内開きになっているというもの。現代においては特に風水は意識していないかもしれませんが、古くからの習慣でそれが当たり前になっている、というのも考えられます。
日本の玄関ドアが外開きなのは、靴を内側に置くからですよね。ドアが内開きなのに靴を内側においている僕の部屋は、無駄なスペースが。。。内開きだから台湾人は外に靴を並べることができます。ドアの構造が先か、靴脱ぎの習俗が先か。習慣を比べてみるのもおもしろいですね。