2016.04.14 Thu

台湾プロ野球を観に行こう(新莊編)

最近よくプロ野球(中華職業棒球)を観に行きます。チケット代は内野指定席でもNT$350(1,200円)程度なので、お手軽な娯楽。当日ふらっと球場へ行って、空いてたら観るという感じ。まあいまのところ、平日で満席だったことはないんですけどね。

新莊棒球場

この日(4/8)は新北市の新莊棒球場に来ました。
野球は中国語で「棒球」というので、球場は「棒球場」。日本の野球場とは似て非なる台湾の棒球場、いったいどんなところなのでしょうか?

新莊棒球場の場所・アクセス

新莊棒球場は新北市といっても台北市から近く、台北地下鉄(MRT)新莊駅から徒歩圏内。2016年現在、台北市内にはプロ野球を開催している球場が無いので、台北から最も交通の便がよい球場と言えます。以下、台北駅からのアクセス方法。

1. MRT(地下鉄)の場合

淡水線(赤)台北駅から淡水方向、民權西路駅で新蘆線(オレンジ)に乗り換えて迴龍方向、新莊駅で下車して1番出口から徒歩10分ちょっと。徒歩含めて40分強。

2. 路線バスの場合

台北駅前の忠孝路側バス停「臺北車站(忠孝)」から輔仁大學行きの299番(または299區間車)に乗り「新莊棒球場」下車すぐ。乗車時間30分前後。球場へ行く路線バスは299番以外にもたくさんありますが、本数も多いこれが一番便利。

3. タクシーの場合

台北駅から約25分。たぶんNT$300(1,000円)くらい。

ここからは日記

この日は路線バスに乗って球場へ向かいました。行きは帰宅ラッシュと重なり渋滞気味。さらにバスが途中で軽い接触事故を起こしたため、球場に到着したのは予定より20分遅れ。台湾では稀によくあることですね。

チケット売り場

チケット売り場窓口で当日券を購入。

チケット

中信兄弟ブラザーズ×Lamigoモンキーズ。
内野指定席1枚NT$350(1,200円)でした。

2枚綴りになっていますが、これで1人分。台湾では大人用チケットを「全票」、子供用チケットを「半票」という表現をするのですが、1枚目のチケットには「半票250元」、2枚目のチケットには「差價票100元」と書いてあります。

球場入口

チケットを買ったら入場口へ。
コンコースからグラウンドが見える瞬間がとてもワクワクします。

新莊棒球場

この日は木曜。平日だと空席が目立つことも多いのですが、中信兄弟の球団記録となる10連勝が懸かった試合だったので内野席はほぼ満席。危ないところでした。

対する昨季王者Lamigoは今季大幅に出遅れて、この試合の時点で最下位。ただ前日の試合で大勝し、連敗を6で止めて調子は上向きです。

コンコース

新莊棒球場は内野部分がオープンコンコースになっていて、ぐるっと半周することができます。コンコースには売店、というか夜市のような屋台が並んでいるのがいかにも台湾的。屋台に並びながらでも試合の様子を見ることができます。見づらいですが。

ポテト

ポテト、NT$100(350円)でした。
ビールは350ml缶がNT$50(170円)、500ml缶がNT$66(230円)。

台湾の球場ではビールは売ってないという話も聞きましたが、桃園でも新莊でも普通に売ってますね。ただコンビニで買った方が安いので、外で買って球場に持ち込む人も多いです。荷物チェックなどは特にありませんでした。

ラッパ隊

応援団のラッパ隊もコンコースから演奏。見ての通り2階席がかなり前にせり出しているので、1階席後方の人は空が見えません。サッカー場ならともかく、野球でフライが見えないのはちょっと困りますね。

チアガール

1階席の醍醐味はチアリーダー。どのチームも専属のチアリーダーを擁していて、露出多めの衣装で踊りまくります。お祭り状態。

あと、コールリーダーのおっさんがチアリーダーと一緒に立って応援を先導するのも特徴的。日本でも拡声器を持った人がいますが、台湾ではコールリーダーのマイクがスタジアム全体の音響と繋がっていて、応援歌はもちろん「まだ1アウト!」「ゆっくり追い上げよう!」みたいなことをずっと叫んでます。

二階席

一方、2階席はこんな感じ。
傾斜角があり、見やすいスタジアムだと思います。

外野

さて、肝心の試合経過はというと、

スコア

なんだこれ。

桃猿 5 0 1 0 0 5 1 1 2 0 0 0 15
兄弟 3 1 1 1 0 0 5 0 4 0 0 0 15

中信兄弟が9回土壇場に追い付くという展開で盛り上がりはしましたが、結局10回以降は0が並び、延長12回引き分け。たいてい両チーム合わせて10点以上は入る台湾野球ですが、15-15というスコアは史上最多得点での引き分けだそうです。

また、試合が終わったのは深夜12時半で、試合時間6時間04分は長期中断がない試合としてはこれも史上最長。延長で出てきたリリーフ投手が1球も投げずに怪我で引っ込んでみたり、終盤はもうグダグダ。

今日にかぎらず、台湾プロ野球はかなりの打高投低なので観戦するなら試合時間は最低4時間はみておくのよいです。結局終電は無くなり、YouBike(レンタサイクル)で帰りました。1時間ほどで帰れましたが、淡水河をバイク道を通って渡るのが怖かったです。おわり。

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